2016年01月20日

オイルサンドブロックのサーモバルブのご説明〜

MATTWEBで扱っておりますオイルサンドブロック

SW2はアルミ削り出しの製品
センサープラグ2ヵ所取り付け可能
削り出しなので精度もあります。

と言う製品

SW7は〜
鋳造品ですが・・・
サーモバルブ付って奴です^^

そのサーモバルブについて少しご説明します。

単純な筈なのに見ていたらややこしく感じたが・・・

サーモバルブ (2).JPG
フィッティングが付いていないので解り辛いですが〜
こちらはエンジン側です。
Oリングがある方

サーモバルブ (3).JPG
こちらがオイルフィルター側
フィルターにOリングが付いているからですね^^

ではサーモ部分はと言いますと〜

サーモバルブ (1).JPG
この部分です!

開閉して調整です。

オイルサンドブロックは主にオイルクーラーへオイルを循環させるためのオイル通路取り出しの為の部品です。
エンジンとオイルフィルターの間に噛ませて使います。

ですがオイルが冷えている時にはオイルクーラーへの循環はしなくて良いですよね?
オイルが過剰に熱くならないようにクーラーにて冷やそうと言うものですから・・・

冷えている時にはオイルクーラーへはオイルが行かないようにする!
ってのがサーモバルブの役割です!!

さて

ちょっと実験君です^^

サーモバルブ (5).JPG
分解して試してみましょう!
バルブが開いている時はオイルが行かない・・・

開いていれば行くんじゃないか?と思うのですが〜
行かない

いえ!

オイルクーラーに行くオイル通路が両方解放されていると言う事なのです。

エンジンから来たオイルがサンドブロック内通路に出てきてオイルフィルター内に入り
そのままセンターボルトよりエンジンに戻って行く。

フィッティングへは解放されてしまっていますが、両方開いているので一方方向へ流れる仕組みになっていないと言う事です><

判り辛いなぁ

要はオイルの壁に阻まれて循環出来ないので・・・オイルフィルターに戻って行くと言う事。
エンジンからフィルターを通って、素直にエンジンに戻ります。
両フィッティングへの通路は開いていますが(同じ事何度も書いてスミマセン)オイルの壁があり行けない。


サーモバルブ (6).JPG
温度が上がりサーモが伸びるとオイル通路が閉じます!
開くんではなく閉じるんです><

これがややこしくしている理由ですね(-_-;)

こうなるとフィッティング一方しか開いていないことになるので一方方向にオイルクーラーへ流れる事が出来ますよね?


そうなるとフィッティングが上下の部屋に分かれるので循環しオイルクーラーに流れエンジンに戻ってこれるのです。

サーモバルブ (17).JPG
フィッティングが付く所を覗くと上下に分かれているのが判ると思います。

何度も言いますが両方解放されていると流れられないのです。


何故こんなことをしつこく書くかと言いますと〜

この辺りなら・・・.JPG
他で販売されているサーモバルブ付のオイルブロックは矢印の辺りにサーモがセットされている商品が主な様です。
このあたりに付いている場合にはオイル通路を完全に塞ぐことが出来、開いた時にバイパスされます。

なので説明も簡単で・・・
素直な仕組み><


弊社で扱うものはフィッティングとは反対側に位置します。
よってこのような仕組みになるのですが・・・


何故素直な仕組みにしない?
となりますよね(^_^;)
フィッティング部付近のオイル通路にサーモが付くオイルブロックは少しゴツイ作りになっているかと思います。
1箇所にギミックが集中しているとどうしても複雑になりますので!!

反対側にすることでコンパクトに出来ると言う事です。


多分(-_-;)

そうなのです。


ご購入された方より「サーモが効いてない温度でもホースまで熱くなるので
サーモが壊れているんじゃないか!!
とご指摘受けることがあります。

その為、ご説明を書いている訳ですが・・・

シャットアウトされている訳ではないので熱は多少伝わります。
金属部を通じても熱は伝達しますがオイルも完全にシャットアウトしている訳ではないからです。
解放されている分、若干はオイルの流れはあるでしょう。

強制的にオイルクーラーへ流れるのは温度が上がってからとなります。

 

開閉温度は80℃です。

サーモバルブ (8).JPG
フィッティング部は閉じていないのでサーモが効いてなくても導通しています。

3 001.JPG
バルブ抜いたらこうなってます。
導通穴が確認出来ますね。
サーモが効いたらこの通路は塞がれる仕組みです。


さて、サーモの方を確認してみましょう^^

サーモバルブ (9).JPG
サーモバルブ部を分解してみると〜

矢印のところがサーモです。
右のスプリングは戻り用
左のスプリングはツッパリ用?
アルミのテーパーが付いたスペーサーは蓋・・・です^^

サーモバルブ (11).JPG
サーモですが・・・
*銅部分の凹みは最初からです^^
サーモバルブ (10).JPG
ピンを引っ張ると抜けちゃいます(^_^;)

中にバイメタルがありまして・・・
振っても音はしませんが・・・

サーモバルブ (12).JPG
奥までピンが刺さっている状態で炙って見ます^^

サーモバルブ (14).JPG
すると・・・

なんということでしょう><

伸びました!!


サーモバルブ (15).JPG
伸びた状態で測りまして〜

サーモバルブ (16).JPG
冷えるとまた縮みます
手で押さないとですけど・・・それがスプリングの役目



と言う事でサーモはちゃんと効いています。

お分かり頂けたでしょうか><
上手い絵が書ければ説明も簡単に出来るのですが
どうも3次元を上手く書けず〜

画像のみでのご説明ですみません。


MATTWEBのオイルサンドブロックはこちら↑



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この記事へのコメント
先日はアドバイスありがとうございます、御社の取り扱いのオイルサンドブロックのセンサー穴の位置がどうしても自車の仕様上不都合な位置のため断念します…あれだけアドバイス頂いておりますし、冷やかしで終わらせたくないのでIN25パイのブローオフバルブが再入荷されたら、そちらでお付き合いしたいと思います、その時はよろしくお願いしますm(_ _)m
Posted by 水木 正朗 at 2019年01月28日 12:39
お世話様です。
大丈夫ですよ!お気になさらず

また機会あれば宜しくお願いいたします。
Posted by TAG at 2019年01月28日 14:03
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